気持ちが高まる物と暮らす
それ、本当にお気に入りの物?
皆さんは掃除や片付け、得意ですか?以前、台所器具や食器関係の整理整頓をした時、本当にお気に入りのものだけを少しずつそろえていこうと、グラスをほとんど処分しました。
白と赤が使えるワイングラス2客。
シャンパーニュとビール兼用にできるグラス2客。
ジュースやお水、またはウイスキー兼用グラス2客
一人で暮らすと、急な来客を加味しても、6客もあれば済むものです。カトラリー類も処分してゆくと、なんと残ったのはほんの数本。処分した数は実に100本くらい・・・さらに、調理器具も、細かく見ると、気に入っているわけでもなく、使いやすいわけでもなく、20年30年と驚くほど使用していないものがあることに気付きます。
このような物も、使って心が踊るものに少しずつ変えてゆくことで、人生はより豊かになります。
シンプルは作れる
物を処分する際のポイントは、「これを使って自分がワクワクするのか?」を意識して取り組むこと。実はこのポイント、人間関係のしがらみ、思考、そして人生と非常に密接しています。つまり、いかにいらないものを抱え込んでいるか?ということです。
日常の中で、ただ単に捕らわれているだけで、実は不要な思考だった、思い込みだった、ということが往々にしてあります。
シンプルになるには、思考をシンプルにするか?
それとも物理的にシンプルにするか?
どちらかを最初にシンプルにしてゆけば、少しずつ自分の願う、シンプル生活へ近づいてゆきます。ですが思考をシンプルにするというのは、セルフイメージや性格、メンタル面や過去の生い立ちなど、いろんな物が絡み合って、時間がかかるかもしれません。
片付けは物理的アプローチにオススメ
そこでまずは、外側から、つまり物理的にシンプルにすることから始めること。掃除や片付けはやることが決まっているので、1つの方向に従って、またはやり方、ノウハウ、スキル、決まり事に従い、黙々と行いましょう。
部屋や持ち物がシンプルになってきますと、驚くほどに思考もシンプルになってゆきます。なぜなら私達の思考は、外側からの影響が非常に大きいのです。例えば、ホテルの部屋は統一感のある、シンプルで洗練されたインテリアなのでとても落ち着く。という経験をされたことはあるのではないでしょうか?
逆に、仕事が終わり、物にあふれてごちゃごちゃした我が家に帰ってくると、なぜか休まらない・・・なんてことも。物同士が発する周波数がぶつかり合い、その周波数が身体に影響を与えている可能性があります。
お気に入りじゃないものまで抱え込み、頭の中までごちゃごちゃしてしまう。衣食住をになう我が家で休まらないなんて、もったいないですよね。上質なモノ、自分が心から気に入ったモノを迎える前には、一旦、あるモノ、不要なモノを整理することをオススメします。
プロにお願いをする価値
「掃除、片付けが苦手」という方に、強くオススメするのは、ズバリ、プロの手を借りることです。プロにお願いをすると、何万円、あるいは何十万とかかるかもしれません。ですがその投資によって、生活・環境・そして思考までシンプルになる。
そして、一生片付いた心地よい部屋で暮らしてゆくことを想像したら、とても価値あることではないでしょうか?さらに不思議なことに、一旦シンプルにすると、次からモノを気軽に購入しなくなります。
「購入して、10年20年と使うのかな?」と、慎重になりますし、本当に上質で必要で、お気に入りの物を迎えようという思考に切り替わるのです。
物でなく、心豊かな時代へ
風の時代になり、どんどん物がいらない時代にシフトしています。物質的価値観から、心の豊かさへ向かう時代なのでしょう。
妥協せず、上質で、心地よいものだけを持つようにすると、家の中は物であふれず、心地よい毎日になってゆく。もっともっと、心を豊かにしてゆきたいですね。