「楽(ラク)して稼ぐ」の本当の意味
楽(ラク)=悪いことですか?
「楽して稼ぐ」。とても魅力的でもありますが、日本人特有の気質では「楽してお金を稼ぐなんてもってのほか!汗水流して働いたお金こそ尊いものだ」と思われる人もいらっしゃることでしょう。しかし、ここでいう「楽して稼ぐ」は、汗水を流さなくても、頭を使うか?体を使うか?だけの違いです。
思えば、私は30代の頃から、楽して稼ぐ方法ばかり考えてきました。そして、楽にお金を稼ぐことを自分に許可している人と、許可できない人とでは結果が全く違います。「楽してお金を稼ぐ」ということの意味は人それぞれ違うことでしょう。
他人様が考える楽と、自分が思う楽とでは、その意味の違いに驚くことがありますが、私が思う「楽して稼ぐ」の最終的な意味は、何もしないでお金が入ってくるキャッシュフローを持つ、不労所得を得る仕組みを構築すること。何もしないわけですから、楽です。
ただ、そこに至るまでは、何もせずにお金が入ってくることなどありえない、ということを理解していないと、今後の行動は全く異なってきます。それは、この記事の後半で扱いますね。
思い込み、信じ込み過ぎは危険
では、1万でも、10万でも、100万、はたまた1000万円が毎月何もせずとも自分に入ってきたら、どうするか?私は贅沢な食事、ブランド、海外旅行三昧はさほど興味がないので、新たにお金が入ってくるシステム(仕組み)作りをします。なぜか?お金はお金を生むからです。
お金はお金を生む、このことをしっかりわかっていないと、入ったお金で、贅沢三昧、結果、手元に残らない、常に崖っぷちの仕事をしなければなりません。ここまでを読み、「楽して稼ぐ」ということに、モヤモヤされた人もいらっしゃることでしょう。
・誰もが、心のどこかで「そんなの無理」と思っている
・子供の頃から、汗水流して働くことこそが、労働であると刷り込まれている
・楽してお金を得る方法が、大抵、犯罪(詐欺、保険金殺人など)などが多い
上記のようなことが私たちの思考に根付いているからこそ、ブレーキがかかるわけですが、実際はそういう意味ではないことくらい、ご理解されていると思います。そうじゃないのに、もう無意識に信じ込まされているわけです。
では、本当の「楽して稼ぐ」とはどういうことでしょうか?
楽しむに勝るモノは無し
「楽して稼ぐ」とは、行動せずして、楽(ラク)して(結局何もしないで)引き寄せようとばかりするから、手に入らないのです。そうじゃなく、「楽しみながら」行動して引き寄せること。楽しんで行動しているうちに、それがいつしか楽(ラク)になるのです。
行動量(エネルギー)が多ければ、原因・結果の法則で言えば、その行動に準じた結果を手にします。行動というエネルギーが少なければ、それなりの結果を手にします。当たり前のことです。これ以上もこれ以下もなく、やれば何かを手にして、何もしなければ何も手にしない、ということ。楽(ラク)して稼ぐとは、楽しんで働くこと。楽しんでいるうちはそれを苦労と感じません。
そして、楽しいと思いながらたくさん行動した結果、いつしか、それはキャッシュフローが出来上がり、行動量の分だけそのフローが多くなったり、そのパイプが太くなったり、最終的に、楽してお金を手にすることになります。
何もせずしてお金を得ている人は世の中たくさんいますが、最初からそうだったわけではありません。親の莫大な遺産を受け継いだ、などは別の話で、ほとんどの億万長者は自分の代からそれを築き上げていることでしょう。それは楽しんで働いてお金が入り、お金がお金を生む仕組み作りをしてきたから。いつしか、本当に何もしないでお金が入ってくるようにもなっているのです。
わかりやすい例えで言えば、不動産を買って、家賃収入を得たとします。しかし、まずは不動産を買うためにどうしたでしょうか?何か儲けのあるビジネスをした、もしくは、コツコツ貯めてきたかもしれません。もしかして親からお金をもらったのかもしれませんが、散財せず、賢く使ったわけです。
ある人は、不動産を安く購入し、リノベーションして高く販売する、の繰り返しで、お金を得た人もいます。買って売っての繰り返しは一見楽なように見えますが、そうではありません。購入のために、ネットでくまなくリサーチし、足で歩いて実際に見て、リノベーションのために業者と交渉し、内装を考えたりと、その過程でたくさんの努力をされているわけです。
楽しければ、努力とも頑張りとも感じず、そして、買った額よりも高く売れた時には、それが喜びとなりモチベーションとなり、またやる気が出て、次なる物件を探すのです。そして、安定した不労所得を得るために不動産をその資金で買ったのかもしれません。
楽して稼ぐも、努力と時間が大切!
あなたの周りの稼いでいる人は、何もしないで稼いでいるように見えますか?想像ではなく、実際の行動に着目してください。見える部分だけでなくて、見えない部分にもです。そうすると、そういう人たちがいかに行動しているかを知ることができることでしょう。
楽しんで働いていれば、その瞬間から、努力とか頑張りではないので、感覚的には楽して働いて稼いでいることになるのです。楽しい!というエネルギー値は高いので、疲れを感じにくく、やりたくない、とかの気持ちが出ないので、軽やかに継続していくことができます。
継続はエネルギーを出し続けることなので、結果も出ます。あとはノウハウなどを知れば、もっと効率が上がります。だから、「餅は餅屋に聞け!」でして、学びや行動にお金を惜しみ過ぎるとうまくいきません。
ちゃんと楽して稼ぐ仕組み作りにも、種を蒔き、育ててゆくための努力と時間がかかるのです。まずは、自分の中で楽しんで働くこと。「楽しんで稼ぐ!楽して稼ぐ!」を許可してみてください。許可がお金とつながる最初のパイプ作りになるのですから。
無駄なことはなにもない
余談ですが、昔は暑い中、汗流しながら、飛び込み営業をしたり、ガソリンスタンドで働いていた訳でして、そのことを思えば、涼しい環境で執筆作業をできているのは、私にとって、「楽」でしかありません。
執筆が好きだから、それも楽しいのでそれも「楽」なのです。あの日の過酷な労働が、今を非常に「楽」だと思わせてくれるので、その経験もまた、貴重なものでした。
まさに、人生に無駄なことは何もない!なのです。