「とりあえず」のすすめ~行動力アップ術~
「とりあえず~」最初の一歩が肝心
今日は、「とりあえず」のすすめ、なのですが、最初に「とりあえず」のことででやめたほうがいいのは、「とりあえず、買う」という行為。
その場しのぎや、間に合わせのために買ってしまうこと、これは避けましょう。往々にしてお金の無駄になります。
ではおすすめの「とりあえず」とは、動かなきゃと思いながらなかなか動けない時、とりあえず、ほんのちょっと動いてみましょう、ということです。
「新しいビジネスプランがあってやらなければ」
「家の中の片付けをしなきゃならない」
「もうすぐ夕飯時、料理を作らないと」
分かってはいるけど、やることがいっぱいだけど、動けない・・・でも動かなきゃ・・・の時です。
とりあえず立ち上がり、とりあえず掃除でもしてみて・・・と、とりあえずとりあえずが重なり、いつしかそれが行動力になることがあります。
行動する時に、一番エネルギーを使うのは、最初の一歩だけ。そこで大きな一歩を踏み出さなきゃと思うから、返って動けなくなってしまうのです。
「とりあえず立ち上がる」だけ
まず最初の一歩は、ただ立ち上がるだけ。「立ち上がったらやめてもいいや」くらいに、立ち上がることだけを目標にしてみましょう。 「とりあえず」のイメージは、下記のような感じです。例えば
最近、応接間でくつろぐことが少なく、ある時その部屋に入ったら、西陽で照らされ、白いホコリが目立っていました。
しかもソファには、バッグやらジャケットやらが乱雑に置いてあり、テーブルにはいつ読んだか分からない本が積み上がっています。
それを見て「片づけなきゃな・・・」と思っても、なんか脱力して、やる気になりません。でもそのままダラダラと時間を過ごしていたら、体がもっと重く、しんどくなるよね・・・さぁ、ここからです!
動けば動きたくなるのが人間
まずはグッと背伸びをして、「よし!」と声をかけながら、とりあえず立ち上がりましょう。
立ち上がったら、とりあえずソファにあるバッグとジャケットだけ、片付けてみましょう。そこまでできたら、次は、とりあえず、ハンディモップと床モップを持って吹き上げてみましょう。
はい、掃除完了。「とりあえず」を3回積み重ねただけ。
動かなければいつまでも動けません。反対に、動けば動くほど、もっと動きたくなるものです。
最初の立ち上がる時が一番エネルギーを使いますから、ここは勢いが必要です。ダラけたエネルギーを切り替えるような言葉とゼスチャーなども使って、自分を励まし、スイッチを入れていきましょう。
メンタルにも役立つ「とりあえず」のすすめ
「とりあえず」は、行動力を上げていくことはもちろん、メンタルの回復にも役立ちます。
本当に辛い時というのは、視線が下を向きがちになります。そして下を向くと、息が浅くなっていき、脳にも酸素が行き渡らず、ますますネガティブになり、メンタルに多大な影響を及ぼします。
そんな時は、とりあえず顔を上げてみましょう。心が苦しくなったら、夜に悩まず、朝になったら空を見て、息を深く吸って、太陽にその悩みをぶつけてみましょう。
辛い思いやしんどさを見ないふりして、自分の感情に蓋をするのではなく、それを認め、悲しさも受け取り、そしてそのあと、その感情を体の中に融合させるべく、慣れたら、顔を上げてみましょう。
辛いことの乗り越え方は、自分の感情と向き合い感じ切ったり、乗り越えるために「何クソ!」の根性で、叱咤激励してがんばって乗り切ることも時にはあります。
悲しみに打ちひしがれすぎないよう、悲劇のヒロインになりすぎないよう、自分を励ます方法もあります。
答えは一つじゃなく、困難を乗り越える手法は様々、自分にとって一番いい方法を見つければいいのです。悲しみにうちひしがれ続ければ、体も蝕まれてしまいます。
早く脱出するために、感情を否定せず、受け取り、浸るのではなく、見つめ、受け入れて、そして、とりあえず動くのです。
とりあえず顔を上げてみようか
いかがでしたでしょうか。
もし「やりたくないけどやらなきゃ」といった状況、または「辛いわ・・・」といった状況にある人がいらっしゃったら、少しずつ少しずつ、次のステップに進んでいけたらいいですね。
その時は、とりあえず顔を上げてみましょう。そしたら次に上(空)を見上げてみましょう。そして、慣れたら前を向いて、とりあえず一歩、前に進んでみましょう。
そんな小さなステップが、やがて大きな行動へと繋がって行くのです。