悩みが問題がどうでもよくなる思考術

悩みが問題がどうでもよくなる思考術

人生のシナリオは様々だから

毎日毎日、ただただ過ごす人もこともいれば、いろんなことに感動し、喜び、感謝に変える人もいます。

つらい出来事などは、学びに転換し成長に帰する人もいれば、つらいことをもっともっとつらいこと記憶に置き換えて行く人もいます。

このように、私たちの捉え方は実に様々です。

物質的に豊かで、贅沢ができて何の問題もなく、幸せに生きることができたら、それはいいことですし、できればそうありたいですね。

しかし、実際はそうではなくて、多くの問題に直面し、向き合い、乗りこえ、学ぶことで、成長して価値ある人生にすることができる、というのもよくわかります。

今の自分があるのは、やはり、問題があったからそれを変えようとして、変えた結果、今の生活や今の仕事があるのです。

何も問題がなくて、平々凡々のシナリオの映画がつまらないのと同じように、自分の人生の脚本の中でも、感情が動かされるような、出来事に直面すると言うことは、ある意味、シナリオなのでしょう。

それが真実かどうかなんて関係なくて、自分がそう思い込むことで、自分の人生と向き合うことができればそれもまた素晴らしい、と思うのです。

人生における三つの課題

生きて行く上で、成長に帰するために課題となることを神様はお許しになったとしたら、大きく分けると3つあります。人生の学びのツールみたいなもの。それは

①お金
②人間関係
③試練や逆境(中には健康問題)

どれも人を悩ます事柄です。

お金に不安を持ち、使うことに罪悪感を感じ、お金がないことで縛られた生活をしているかのように感じたり、貯金しても貯金してもなかなか貯まらなかったり。

そして、人間関係で私たちは悩み、頭にきたり、苛立ったりします。そして、思いも寄らぬ試練に直面し、自分の本質と向き合うことがあるかもしれません。


本当に、次から次へと問題や課題は起こり、「休む暇がない!」と文句の1つも言いたくなるときもあるでしょう。

ですが、こうした問題に直面していても、常日頃お伝えしているように、心穏やかになる勝手な意味付けをすることで、私たちは冷静にそれらと向き合い、背負いながらも、幸せを感じたり、感動したり、生きる喜びを味わうことができます。


そもそも、そういう問題があるから、対極にある幸せを感じることができていますものね。

病気や怪我はありがたくないかもしれませんが、それがあるお陰で健康の大切さや自分の身体を大切にすることを学ぶことができます。

人との別れが突然あったことで、ご縁を大切にすることや、ひと時ひと時が当たり前のことではない、感謝すべき時間であることを自覚できたりします。

そう考えてみますと、生きる喜びは対極にあるありがたくない出来事があるからこそのこと。

なので、魂のレベルで考えた時に、それらの三つの課題は人生にとってはウェルカムなわけで、どう乗りこえるか?どう意味付けるか?が自分の人生そのものに、問われているのです。

使われるのが物としても嬉しいこと

あなたがもし「ああ、つらい・・・」と思う状況に直面したとき、このように声に出して言ってみてください。

「さあ、どうする自分?」と。

客観的な視点で自分を見ているあなたは、ただ感情的になって苦しむよりもはるかに、冷静に問題に向き合うことが出来ることでしょう。

問題とか試練なんて、ほんの一瞬で問題でもなければ試練でもなくなることもできる、絶対的なものではなく、極めて相対的なもので、問題と見るから問題になるわけです。

例えば、下記のような状況は一瞬で問題だったことがどうでもよいこと、という位置づけになることがあります。

あなたが人間関係のことで悩んでいたとします。同僚からのねたみで、嫌がらせのような言動を受けてつらい。

職場に行くのがつらくて、でも、こんないい条件の仕事はない、ああ、でももういや・・・どうしよう・・・と、毎日毎日悩んでいたとします。

そんなときに、あなたの友人が末期ガンになり、それでも前向きに治療をしてガンと闘っている、ということを打ち明けられたとします。

もしかしたら、友人は亡くなるかもしれない。そんな状況で明るく前向きに闘っていることを思うと、自分の悩みなんてなんてちっぽけなんだろう、と思えてきます。

人は生死を思うと、自分の悩みは一気に悩みでも問題でもなくなるのです。

生かされている限り、その術(すべ)を学ばせられているような気がします。

あなたはどうあってもいい

いかがでしたでしょうか。

『人生死ぬまで勉強』なんて言い方をしますが、道端に転がっている、石からでも学ぶことは出来るし、反対に、どんなにお金をかけた教育でも、アドバイスでも、何かの事象でも、学ばない人は学びません。


ならば、謙虚に学ぶ姿勢を持つ人でありたいと。

そして、「どうでもいい(どう在ってもいい)」と思えたときに、なんだか方の力がふっと抜けて、穏やかになれるような気がするのです。

長く生きれば生きるほど、頑なになっていくものもありますが、常日頃、心は柔軟にしておきたいですね。

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