過去は変えられる~すべては成功体験に~
その記憶ホント?
さて、今日の記事はこれからの私たちの成長や、行動力の底上げに役立つ情報です。参考にしていただければと思います。
皆さんの中にも過去の辛いことがあり、それがトラウマになって、苦しくなることがある・・・という方がいらっしゃるかもしれません。
もちろん無理をして思い掘り起こす必要はありませんが、実は過去の嫌な経験こそ成長の種がひそんでいることがあります。
そして、これからする嫌な経験もまたつらいですが、見方次第ではほとんどのケースで成長に寄与する仕方で記憶の処理をすることができます。
よく一般的に「過去は変えられない」という表現をします。だから、過去のことで悩んでも無駄と思われることもあるでしょう。
実際のところ、起きた事柄を変えることはできないのですが、大抵の場合、過去の出来事は私たちの記憶の処理の仕方で、事実と全く違う形で覚えていることもよくあります。
つまり、勘違いのまま記憶しているのです。
記憶なんて曖昧なもの
私の友人がおもしろい話をしてくれましたので、シェアします。
友人が子供の頃(5歳か6歳ごろ)あんぱんを食べていたら、母親が急にあんぱん横取りして、自分が泣いている横で母親があんぱん食べていた、と。
その出来事がずっと記憶に残っていて、「お母さんは食べ物にいやしい人なんだ」と心の中でずっと思っていました。
そして、大人になってから母親にその出来事を話したら「何言ってんの?あなたがあんぱん食べててのどに詰まらせたから、あんぱん無理やり取って、背中をさすってあげたんじゃない!横であんぱん食べてたのは、あんたの弟よ」と言われたそうです。
ね、記憶なんてそんなもの。こんな風に曖昧で、過去の出来事を間違って記憶してることは結構あるものです。
また、記憶とは私たちの記憶したいように記憶されているものですから、事実にいろんなデフォルメを加えていることもとても多いのです。
若かりし頃の恋の思い出なんて、かなり美化されていませんか?できれば想い出はキレイなほうがいいですから。
そんな風に考えますと、私自身過去の出来事はいかようにでも、記憶の中で変えることができるので、そういう意味では、「過去は変えられる」のです。
学びを得られたらそれは成功体験
あるトレーニングの中にも、子供の頃の一番最後の記憶にあるいやな出来事、傷ついた出来事を思い出し、その記憶をいい形で終わらせる、または光で包まれるようなイメージで記憶する、というのがありました。(インナーチャイルドを癒す方法)
私も経験してみましたが、すごく心が軽くなりました。つまり、過去の嫌な経験の書き換えみたいなことをしたのです。
そうしますと、その経験は嫌な経験とか失敗体験ではなくて、それらは学びの体験、貴重な経験、成功体験として記憶に残っています。
過去の嫌な経験ももし、いい意味と関連付けて思い出せるなら、ほんの少し過去の書き換えをやると軽くなります。
例えば、失恋した。受験に落ちた。友人にひどいことを言われた・・・などなど嫌な経験というのは私たちの中にたくさんありますよね。
しかし、その嫌な経験の最後の感情を、最悪な負の感情で記憶させますと、それがずっと残ってしまいます。上記の嫌な出来事例を書き換えてみましょう。
・失恋した。それは悲しい出来事。
→あの人と結婚できなくて逆によかった。もっといい人に出会えるから。
・受験で落ちた。がっかりな失敗体験。
→あそこの学校にはご縁がなかった、自分にふさわしいところがある。
・友人にひどいことを言われた。悲しい。
→自分を見直すいい機会を与えてもらった、そのおかげで人に優しくなれた。
このようにいつも、どんな出来事もプラスで終わらせる。そして、過去の嫌な出来事を思い出したとしても、すべてプラスの書き換えをしていくと、自分の過去の体験は嫌なことも含めて全部が、いい経験だった、となります。
つらい嫌な出来事は、まずは負の感情をじっくり味わいつくしてもいいです。
しかし最後には、そこを自分の益となった部分、得られた学びに焦点を当てて、記憶の引き出しにしまうと、その嫌だった事柄が、すべて自分の成功体験として残るのです。
「全部OK!」と言えたら最高
最後に、私たちの行動力にリミット(限界)を設けてしまうのは、大抵の場合、過去の失敗体験から来るものです。
ですが、失敗だった、というよりも、その方法では成功しなかった、という事実があるだけ。であるなら、過去がすべて学びを得た成功体験にできたら、今後、大胆な行動が取れるようになります。
この記事が目に入ったことがタイミングかもしれません。過去の書き換え作業、やってみませんか?
過去はすべて変えられますし、極論は変えなくても、まとめて全部OKな経験だったと言えたら最高ですね。