お金の教育

お金の教育

「お金」について筆者のできること

人生の幸福は、お金がすべてではありませんが、「生きてゆくこと」にフォーカスをあてた時、やはりある程度の、お金は必要です。「女性の経済的自立」という言葉を耳にすることも増えました。今回は改めて、つい目を背けてしまいがちな「お金」について、見つめてまいりましょう。

今までお金がテーマの著書は、
「なぜかお金を引き寄せる女性 39のルール」
「Money Re-programming」
「ワタナベ薫のお金の格言」

の、3冊を出版いたしました。最初の「なぜか・・・」の本は、2014年。実は、ブログを書き始めたころから「お金がテーマのコンテンツを、いつか世に出したい」と思っていました。

当時はビジネスも波に乗り、お金を気にしないで使える喜び、学びに使える、他の人にご馳走できる喜びなどを味わい「お金って、こんなにも可能性と喜びが増えるものなのか」と、実感していた時でもありました。これを体験して、自分だけでなく、「せめて自分に関わっている人だけでも、クライアント様や読者様もそうなったら幸せだよね・・・」そう思い、どうしたらいいのか、模索していました。

思いとは裏腹に、「世の中にはとんでもないくらいのお金持ちの方々がいらっしゃる中で、私くらいの人間が、お金について書くのはどうなのだろう・・・」と、自分なりのお金に関する抵抗もありました。それからというもの、お金について、自分の収入よりも他の人の収入を上げることばかり考えていました。

どうしたらいいのか?模索し、たどり着いた答えは、「お金の教育」ということでした。


それから、お金に関して、お金持ちに見られる法則や、心理学的な分野からお金の思い込みを変えるトレーニング方法を学んだり、その資格を取るためにスクールへ通い、お金の本質に精通する本を読み漁りました。

そして、2013年にある編集者から「お金の本を出しませんか」とのオファーが。

「まだ早いのでは・・・いや!これがタイミング!」

直感を信じ、執筆。一冊目のお金の本を出したのです。

2冊目の「Money Re-programming」では、豊かになる、という視点ではありましたが、ありとあらゆる方面からの豊かになる方法について扱いました。そして3冊目、お金についてさらに一歩踏み込んだ、「ワタナベ薫のお金の格言」を出版。

やはり筆者にとっては、出版を通じて、お金に関心のある人々、特にクライアント様や読者様が豊かになっていただくための「お金の教育」になれば、こんなに嬉しいことはないなと感じています。

「お金」が生む本当の豊かさとは?

お金についても、人々の想念が現実を変えていきます。「一攫千金数千万円、引き寄せました!」という大きなものでなくてもいい。ほんの数千円から変化は始まります。

それを体感して、法則であることがわかると、お金は少しずつ少しずつ増えていきます。そして、幸せで豊かな人はどんどん増えてきてその豊かさと与える精神の人々が増えていきます。

これは筆者の価値観になるのかもしれませんが、豊かさの目的というのは、分かち与える喜び、豊かな者はそうじゃない人々に与える喜び、そうやってみんなが潤っていく、循環するシステムを作ることが、豊かな人の務めなのではないかと。

生まれる前に、人生のシナリオを前もって作ってきているとしたら、貧しい人生を選んでこの世に生まれてきた人もいます。

「受けるより与えるほうが幸福である」

この格言にある通り、豊かである人々は、寄付や支援などで、与えることの喜びを味あわせてもらっているのです。

「お金」は循環である

世界のベストセラー作家「神との対話」のニール・ドナルドは「何をしている時が幸福か?」という質問に対して、一瞬答えるのをためらっていましたが、こう答えました。

「ホームレスにお金を渡す時です」

貧しい者に、お金を差し出すのは、お金持ちの娯楽でしょうか?そうとらえる人もいるかもしれませんが、彼自身、ホームレスだったのでそういう意味ではなく

「お金が循環すること」に幸福を感じたのではないか、と思います。

もちろん、自らを満たすことは大切なのですが、私たちの脳には「利他的な部位」があると言われています。誰かのために何かをすることに「快」のスイッチが入る。それが行動の動機になるのです。自分をも満たしながら、同時進行で、無理のない範囲でいいので、循環させてゆく。

さらにこの循環は、お礼を言われないどこかへ流すと、より効果的です。お礼を言われた時に、その報いは終わるからです。「お金の格言」23にも書きましたが、

お金の動きは実におもしろい
あるところにはもっと集まり
ないところからは、あるものまでなくなっていく

お金がある人は、気にせずに流せます。「お金があるからそれができるんだ」とおっしゃる人もいますが、お金がない方でも、ある中から、負担にならない範囲で与えればいいのです。

「億万長者になって、自分だけ豊かになって優越感に浸りたい!」と思う人。

それも叶うかもしれませんが、それが、その人にとっては、今生の生き方の中で学びとなるかもしれず、そして虚しさも味わうこともまた必要なのかもしれません。日本の幸福度が、全世界的に見て非常に低いのは、お金や物が豊かになっていけばいくほど、心が貧しくなっていく証拠なのです。

与える、流す、循環させる。そうすることで、お金の豊かさだけでなく、心の豊かさも得ることができます。

お金が「ある」より、お金を「どう使うのか?」

今回は「お金の教育」というテーマの記事でしたが、お金と本気で向き合った結果、大切なことは、お金がどうこうではなく、最終的にお金をどう使うのか?

筆者は、お金がない時期も長く経験したので、豊かじゃない苦しみも理解できます。しかし、お金があって初めてわかることは、

やはり、お金が幸せの最たるものではないということ。

だからといって、お金を悪と考えたり、お金を得ることにブレーキをかける必要はありません。お金を得たら、自分を満たし、他の人に与えればいいのです。自分にも、周りにも、幸福な「お金の循環」を育みたいですね。

この記事を書いた人

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【関係者】2022年4月23日時点
ワタナベ薫さん、小野寺さん、西森さん、シンジ