時間にも、心を配る
忙しい人ほど知っている
会社の経営者というのは、ことに他人の時間に気遣いを示している方が多いです。なぜなら、ご自身もお忙しい立場の方ですから、他の人の時間にさえも、配慮を示せるのです。
ここ数年で、私の行動量もかなり多くなりましたが、サポートとして取り巻く人々のおかげで私のやるべきことに集中させていただいております。そして私の周りのサポート陣も、他人の時間への配慮が素晴らしく、敏感に汲み取り、主体的に行動しています。
さらには私と親しくしているほとんどの人は、あまりメッセージをくださいません。メッセージしたとしても、「お返事は不要です」と書いてあります。なぜでしょうか?
時間の価値を知っていますか?
やはり、他の人の時間に敏感だからです。時間は、その人にとっての大切な価値であり、タイムイズマネーにあるように、時間は貴重なもので、お金を生むものであることも知っているからです。
メッセージを読んでもらう、というのも相手の時間を奪うことになる、ということを知っているから。なので、親しくしている友人の場合でさえ、お互い相手の忙しい状況に配慮して、あまりメールもメッセージもしません。(仕事に関してはガンガンメールします)
一方、他の人の時間に関して、気にしない人たちは、簡単に、他人にも質問をしたりしますし、調べれば済むことでも、質問します。聞いたことがあるかもしれませんが、いわゆるクレクレ星人ですね。
直接メッセージをしたり、答えを求める質問を相手に簡単にする、ということについてです。いきなり悩み相談をする人も・・・いらっしゃいます。もしくはそれを職業として行っている人にも質問します。相手がその返事をするのに、どれだけ考えてどれだけ時間を要するかなども、気遣えないのです。
Just Askも大切だけど
男性の傾向ではありますが、女性と違って、一瞬で冷める、一気に冷めるということは少ないのですが、日々の積み重ねで「もう無理!」となったら、それを撤回するのは難しいので注意が必要です。男性の我慢のキャパが超えたときには、男性の意思はなかなか変わらないもの。
さらに、関係性がない方で「会いたいです」「ご飯一緒にしませんか?」などの誘いもあるかもしれません。私がディーン・フジオカさんが好きだからといってディーンさんへ、「会いたいです。ご飯ご一緒しませんか?」と伝えても、「すみません、どなたですか?」と、言われることでしょう。相手との関係性も必要です。
「お誘いしてはダメ」ということではないですよ。思い切ってお誘いしてみて、もしかしたら、お相手があなたに興味を持ってくださり、そこから何かが生まれるかもしれませんから、そこはダメ元で聞いてみるというのもアリです。
私も、数年前、ブログで知り合ったある方に、自分から初めて「近くまで出張があるので、お茶しませんか?」と、お誘いしたことがありました。
その方を知ったのは、たまたま私のブログにコメントを残してくださり、そのコメントが印象あるものでした。そこからその人のブログを訪問し、内容を読んで心動かされ、会ってみたい!と強く思い、自分の人生のセオリーでは皆無に等しい、「自分から相手を誘う」ということをやったのです。Just Askの精神ですね。別に規律があるわけでもなんでもないですが、マナーの類です。「時間は、貴重であることを知っている人は、他の人の時間にも敏感である」ということです。
相手の時間に、心を配ろう
昨今は昔よりも、マナーが軽んじられている時代かもしれません。家庭や学校で教えてくれなかったマナーを、女性の自己投資の一環として学ぶことはオススメです。私も本格的に学んで資格を取ったのが40代になってからでした。
以前、同じようなテーマのブログを書いた時に「ごめんなさい、私です」とか「過去にやってました。すみません!」など多くのコメントがきたこともありますが、誰か1人にに当てて、ブログの記事を書くことは、読者様の質問とかでない限り、ありません。
逆に、「自分はやっていない」など弁明のコメントが届くこともありましたが、やっていないなら、自分のことじゃないので、気にしなくていいのです。何か当てはまることがあり、気になるなら改めればいいし、価値観が合わなければ、「ワタナベの記事は好きじゃない」で、いいわけです。
「じゃあ、感謝の気持ちを伝えたくて、メールをしたら、その時間も相手から奪うことになるのですか?」なんて質問もきそうですが、少し考えてみれば、わかりますよね?感謝の気持ちを我慢するなんて、しなくていいこと。
最近改めて、時間の大切さ、それを思い合い心を配ることの美しさを感じ、ちょっと記事にしてみました。
時間は有限であり、貴重なものです。自分の時間だけでなく、会社で働いている時間、そこで、個人的なことをするのは会社の時間泥棒に。相手と話すとき、どうでもいい不平不満、愚痴を長々と相手に聞かせてしまうことも、他人の時間泥棒です。相手の時間にも心を配れるような、マナーを身につけていきたいものですね。