自分で調べ、思考を働かせ、現実的に生きる
その情報は間違っていませんか?
私の仕事のベースは「書く」ということがほぼ割合を占めています。メインであるブログ、そして出版、雑誌コラム、SNS。私自身も書くことが好きなので、今の仕事環境には感謝しかありません。
書くにあたってのテーマも様々ですが、数年前、とある出版社から「間違ったスピリチュアルに騙されている人向けに、書いて下さい」というおもしろい指示がありました。
スピリチュアルに関しての発信者が、誰かから、お金や何かを搾取しようと認識しながら発信しているなら、非常に罪は重いのですが、そうではなく、知らず知らずそうなってしまった人も多いのかもしれません。
無知がゆえやっていたとしても、放出したエネルギーの報いはないとは言えません。その罪もまた重いことでしょう。因果応報、ありますのでね。
もちろん、スピリチュアルが悪いわけではないですし、発信者が悪いわけでもありません。間違った解釈を広めているという人はいるかもしれませんが・・・問題はここからです。
素直と鵜呑みは全く別物
世に出ていた情報が間違っていても、読み手が思考を停止して鵜呑みにしていることが原因かと思います。もしくは、自分が勝手に解釈したいように解釈していませんか?
「素直にやってみる」というのと、「鵜呑みにする」では天と地ほどの違いなのです。
例えば、発信者が「思考は止めましょう」と言っているのなら(そんなことを言う人はいませんが)その意味はおそらく、「頭で考えて動けなくなるのでなく、直感が働いたら、または潜在意識の声をキャッチしたら、そのまま行動しましょう」という意味合いなのでしょう。
しかし、読み手は、文字通りを理解して「思考を使っちゃいけないんだ!思考停止させて鵜呑みにしなきゃ!」と。本気で思考停止してやっていたら、犯罪にも巻き込まれるし、詐欺にも遭います。
こんなことを言っている私ですが、基本はいつも人を疑わず、相手を信じてしまうという良くも悪くも癖があり、これが原因で過去には、何度も裏切りに似たようなことや、痛い目にたくさん遭ってきました。
そんな経験があるものですから、思考を停止している場合ではないですし、人が言うことを鵜呑みにしていることへの危険性を感じています。場合によっては、命にかかわることだってあります。
自分で調べることの重要性
だいぶ昔の話ですが、二人の男の子の母親である女性が、「次はどうしても女の子が欲しい」と願っていました。すると、ありがたいことに3人目は女の子を授かったと。
しかし、その子は病気にかかり、母親は占いに行き、指示を受けたそうです。詳細は覚えていませんが、母親は占い師に言われたことを鵜呑みにし、病院に行かず、結局亡くなってしまったのです。
母親は悔いても悔いても悔やみきれず、自分を責め続けていました。なぜ病院に行かなかったのだろう・・・と。
何か問題があったなら、または何か人に提案をされたら、まずは自分で調べましょう。それもひとつふたつではなくて、いくつも調べましょう。
スピリチュアルは、霊性や精神性を高める上では本当に大切です。私も見えない力をとても信じていて、そのおかげで今がある、ワタナベ薫という人物が存在しています。
しかし、精神性が大切だからこそ、現実的なことは自分で両目を開けて調べる、または、現実的な見方をしなければ、あなたのお金も、ヘタしたら命も持っていかれます。
世の中にある害悪から身を守る方法を発信している人もいますが、それが真実かどうかを、ご自身で調べましたか?発信者の主観だけの情報ではありませんでしたか?エビデンスはありますか?情報が偏っていませんか?
疑い深くあれ、というわけではありませんが、スピリチュアルも、いま世の中で流行っていることに関しても、調べることは本当に大切です。
母の病気から学んだこと
身内の話ではありますが、過去に母親の治療に関わっていた時、この情報社会で、どんな治療法を選択するか・・・。まさに命が左右されることでした。
医師の言うことだけを鵜呑みにはできません。かと言って、東洋医学や代替医療だけを鵜呑みにすることもできません。
本やネットから探し、実際の情報源のところに何件も説明を聞きに行き、医学的なこと、東洋医学、代替医療、調べられることは全て調べ尽くし、至った治療判断でした。
医学的、科学的に証明されていることだけが正しいわけでもなく、かと言って、巷で流行っている代替医療が全て正しいのかどうかも、しっかり思考を働かせ、これでもかというほど調べなければ分かりません。
調べてもわからないことは、運や、直感、潜在意識の声を待つことも必要です。
自分で調べ、選び、信じた道を行く
上の章のように、命にかかわることだけでなく、スピリチュアルや精神世界、そして、自己啓発の世界も然りです。事あるごとにブログでも発信していますが、私が発信する情報も然りです。全てを鵜呑みにしないでください。
すべてのことに関しては難しくても、いまの情報社会では、ある程度のことは調べられます。自分で調べ、考えたら、あとは自己責任で意思を選び、信じた道を行くしかないのです。