苦しみを逆に味わい切る!~甘んじて受け入れた先にあるもの~
今一番必要なメッセージは何だろう?
さて、「今日の記事の中で、もし、自分に今一番必要なメッセージがあるとしたらそれはなんだろう?」という問いを置いて、始めていきます。
人生楽しいことも多いけど、ヒーヒーハーハーなることも結構ありますよね。それは、生きるための筋力をつけているのと同じことです。
タイトルに「苦しみを逆に味わい切る!」と書きましたが、別の言い方をすれば、「甘んじて受け入れてみる」ということでもあります。とはいえ、試練や逆境は本当に嫌なものです。
誰だって苦しみたくはないですし、まるでそれは細胞を破壊されているかのような、そんな感覚にさえなります。
たとえば人間関係において、いつも自分に嫌なことをしてくる人がいるかもしれません。「甘んじて受け入れることなんてできない・・・」そんな風に誰でも思うことでしょう。
輪廻転生~放ったものは返ってくる~
私は輪廻転生を信じている者の一人です。精神世界、または仏教の教えかもしれませんが、今、嫌なことを被害者として経験している人は、過去生のどこかで、同じ経験の加害者だった、ということを教えがあります。聞いたことはありますでしょうか?
証拠も何もないですが、因果応報で言えば、放ったものはいつか必ず巡って、自分の元にやってくるということ。
つまり、エネルギー(波動)を放出したら、それらは時という概念がないので、いつか、自分もその放ったエネルギーと同じことを経験する、ということなのかもしれません。
それは、現世で我が身に戻ってくることもありますし、エネルギーが宇宙をぐるぐる回って、二つ後の人生で自分に戻ってきて、それを経験するかもしれない、いつ受けるのか分からないわけです。
今、直面している嫌なことを、自分がいつの時代か放っていたとしたら、その反対側の経験もまた、甘んじて受け入れて、経験値を高めることが必要なのかもしれません。魂の課題を一個一個乗り越えていくこと。
そんな風に思うと、「『なんで私だけがこんな目にあっているのよ!』なんて、文句言える立場じゃないのかも」と私は思い、甘んじてそれを受け入れています。
痛い思いしないと分からないから
私たちはこの地上に生を受けて、身体的成長と共に、精神的成長、そして段階を経て、それぞれの行きたいステージに行きます。
その過程で、経験なき知識はただの机上の空論となり、色んな人から教えを受けても、飲み込めない、頭でっかちになってしまう可能性が大きいのです。
若い頃、色んな先輩方から助言を受けたり、先輩の経験から、20代の私に色んなアドバイスを頂いたりしました。「頭でわかったつもりでいても、本当の意味がわからなかったり、意味がわかっても、急にはそのステージにはいけません。経験がありませんから。
親は子どもに、痛い思いをして欲しくはないでしょうし、きっと自分の経験から、子どもがつまづかないように、目の前にある石や岩を避けてあげたくなるものでしょう。
しかし、いくら親が言葉で言ったとしても、経験がないから、その意味がわからず、子供にとっては余計なお世話になってしまったり・・・。
その子が成長する過程の中で、痛い経験をした時初めて、「あの時、お母さんが言ってたことはこういうことなのか・・・」と、知識やアドバイスや助言は、自分の経験があってやっと合致します。
そして、次に似たような問題に直面した時に、それらを乗り越えることが出来るようになるのです。
苦しみはあなたの成長の為に
私自身、こういう場で発信していたとしても、それは、受け取り側がどう捉えるかは全くわかりません。
しかし、ほとんどのケースで、人生が変わった人は、自らが痛い思いをした時に「その記事や本の内容が役に立った!」という人ばかりです。
目の前の人が思うように変わらなかったり、あなたの言うことが理解できなくても、本人が気付くまで待つ、見守る、信じる、そしてもし何かあった時に、その人が求めるなら、救いの手を差し伸べられるように準備する。
もし、今苦しくて大変で、お金がなくて、人間関係も思うように行かなくて、なんだか人生が全く違った方向に行っているように見えたとしても、甘んじて受け入れれて行動した経験は、自分の成長のための素晴らしいかつ、必要な経験になります。
私も20年生きていた自分と、55年生きてきた自分は、価値観も信念も世の中に対する見方も全く変わってきました。それは、20代のときに、どうがんばっても今の状態に、アドバイスや多くの知識だけでは、到達することができなかったことだけはよくわかります。
苦しい経験をすることで、耐える力、やりぬく力、問題対処の仕方を身につけます。うまくいった経験の何倍もひどい経験、苦しい経験が役に立ちます。
根性論、努力論と思われるかもしれませんが、成功者や人生が変わった人は、やはり努力、行動をしているのです。
大丈夫、苦しみばかりは続かない
今、もしそういう状態にある人、その状況を甘んじて受け入れることと、そしてその経験を味わいきってやる!と決めてみて下さい。決して、その苦しみの状態はずっと続きません。
そして、そんな中にあっても、ぜひとも、幸せの小さな種をみつけて、「でも、生きているよね?」「なんだかんだ言っても、幸せじゃない?」と元気づけられるようになると、これから先、最強になれることでしょう。
「あれもない、これもない」ではなくて、自分の生活、人生の中には、「あれもあるし、これもあるじゃあ、何が問題なの?生きれているじゃない、自分!」という風に省みていけたら最強です。
「結局、何があってもなくても幸せなんだ」と気付けることが一番の幸せなのです。
それを一生かけて分かる人もいれば、20代で分かる人もいるでしょう。それぞれの人生の中で時期・トキ・タイミングがあります。
今のあなたはどこにいますか?