出せば入るは「何を出すか?」が大切
他力本願になる前に
今日のテーマは「マネー術」について書きたいと思います。
お金に関する本は過去に2冊出版、そしてワタナベ薫のお金についての集大成とも言える、マネー・リプログラミングにすべてを凝縮しました。
宇宙や神様の法則というのも大切ですが、まずは私達の意識、信念、さらにいえばお金に関するマインド、現実的な稼ぎ方、などのようなことが収められています。
過去には、このCDを購入する際に「これを買ったらお金持ちになれますか?」と、お問合せいただく方もいらっしゃいましたが、答えは「いいえ」と、お答えしました。
また中には、「CDを聞いても何も起こらなかった!」とクレームをいただいたこともありましたが、そもそも誰かが何かを自分にしてくれる、という他力本願な考え方だけですと、結果なんて出ません。
そして、自分が何もしたくないという思いが、何もない状態を生みます。「自分は何もしたくない」というバイブレーションを出したから、何もない状態になった。それが自然の法則です。
出すものを意識していますか?
他力本願に関しては、実際に大切なことですし、私も他力に任せたこともあります。
ただし、他力本願はやるだけのことをやった後です。結果を出すためには行動と継続と努力はつきものだということ。信じて素直にやってみる、やり方を微調整する、そしてまたやってみる、さらにそれを続ける。
天にお任せはその後で、ブログ内でも何度か書いていますが、天は悪いようにはしません。気分良く任せていますと、良くない出来事でも逆転することだってあります。
ですから、結局その良くない出来事は、良い出来事になるのです。むりやりこじつける必要はありませんが、私の経験上、それが好転させる秘訣です。そしてお金も同じ。
今ある幸せと、今あるお金で得られている良き事柄に「ありがたい」という気持ちがないばかりか、自分の落ち度や間違いは棚に上げて、環境や他人のせいばかりにしていると、その文句を言った状態が、自分に跳ね返ってきます。
これも、出したものが入ってくる、ということです。
負のエネルギーは出したら昇華させよう
「出せば入る」に関して、この法則を理解していないと、いつまでもお金に関して負のループに入ったままでしょう。だから、何を出すか?発する言葉に気をつけることは大切です。
さらに言えば、感情や思いを発することにも気をつけましょう。それらはバイブレーションという形であなたから出ていますから。
お金に関することでネガティブなことは言いたくなるのは、致し方ないことかもしれませんが、言い方は、自分の身に起きる結果にも影響するということです。
心の中でよぎってしまうとか、思ってしまうのならば、できるだけ早くその負の感情を消化したら良いでしょう。しかし、それを誰か他者に発した場合、そのエネルギーは倍増します。
その場合は、発したあとに、それをポジティブな意味合いに転換して、負のエネルギーが残らないようにしたらいいですね。
その処置をせず、感情を込めて言い放った負の言葉は、お金のみならず、自分の結果に影響しますから、言うのなら、覚悟して言いましょう。それがわからないと、いつまでも負のループの中です。
一人にいうより二人、二人にいうより三人、さらにSNSなどのような拡散力があるところで、あなたが負のエネルギーを発した時は、自分への戻りは相当強力なものになります。
お金を稼いだもん勝ちなのか?
話は変わりますが、数年前、ある男性が「この世界はお金を稼いだもん勝ちだから」と、言っているのを聞いたことがありました。
その人はつまり、収入で上下が決まるということを言いたかったようですが、果たして本当にそうでしょうか?
数億円稼いでいても休みがなかったり、他人からは恨みつらみや、悪口ばかり言われていたり、あたたかな人間関係が保てておらず孤独だったりするのなら、生き方として楽しく、豊かだとは言えないでしょう。
反対に、年収300万円でも、些細な幸せに大きな喜びを感じ、他人から慕われる良好な人間関係を築き、生活全体が喜びに満ちていたほうが幸せなのは言うまでもないですね。
もちろん、数億円稼ぎながらも、幸せな状態であることが一番いいとは思うのですが、正負の法則はある意味、自然の法則です。
稼いでいる人は、それなりのブラックな部分も一緒に背負わなければならない運命にもあります。ただし、そのブラックをどう転換していくのか?というところが幸せか?不幸せかが決まります。
何を出すかが大切
いかがでしたでしょうか。人生の中で何も悪いことが起きない人なんて、この世にいるわけがありません。
しかし、その悪いことが起きた時に、そこからの脱出や意味付け、苦行をバネにしての飛躍・・・人生はその繰り返しです。
お金に関しても、出せば入るは、負を送り出せば負が入ってくるということ。だから、何を出すのか?出すものには注意が必要だよ、ということなのです。