うまくいかないのは良くないことなの?
うまくいかない=良くないこと?
うまくいかない時は何かが間違っているのか?それは宇宙と調和していないことなのか?結論から言いますと、そうではありません。別に間違ってもいません。
そうなるべくしてそうなっている時もあり、自分で引き起こした部分があっても、それも天の采配、予定通り、それも学び、教訓、そして全部が全部、引き起こされたものでもありません。
とあるブログ読者さんからこんなご質問をいただきました。
「質問させて下さい。前に誰かの言葉で、うまくいかないということは、宇宙に調和していないからだ、というのを聞いたことがありました。私はいま悪い時期であり、何がいけないのだろう?宇宙に調和していないって何だろう?と分からなくなりました。ワタナベさんのご意見をお聞かせ下さい」
まず、お伝えできることは、宇宙との調和も何も関係なく、すべては意味付けと解釈だけです。次の章でもう少し詳しく書きます。
物事はすべて意味付けと解釈だけ
何でも宇宙やら引き寄せやら潜在意識やらのせいにしたがるのは、やめたいものです。それ以外の精神世界にもカルマのような様々なころ、または幼少期の色んな事柄も絡み合っていますが、極論を言えば、どれもどうでもいいことです。
上記にも書きましたとおり、世界がどうであるか?幸せか不幸せかはすべては意味付けと解釈だけだからです。いいことがあったときに「やったー!ラッキー!!」としてもいいでしょう。まるでストーリーを描くかのように「奇跡が起きたー!なんて素晴らしい奇跡!」としてもいいでしょう。
逆に、いつも不運な人は、こんな性格だからダメなんだ、とか、育った環境がよくないから、ブスだから、ネガティブだから・・・と自ら意味づけしていることもありますしね。
そして、宇宙と調和していれば、苦しいことも、悲しいことも怒りもしんどい時期もないのでしょうか?そんなことはありません。実際にそれらに直面して人は乗り越えて成長したり、成長なくても、意味付けで苦しく感じなかったり、行動は頑張っているのに、実際本人は頑張っていると感じなかったり。
意味付けと解釈で、どんな苦しみも幸せと成長やいい経験にできることもあれば、逆に嫌な経験にもなります。そして、やはり人生のバイオリズムの観点から見ても山があれば谷もあり、上がったり落ちたり人生はその繰り返しです。
それは占術や統計学にもあるわけで、そんな中でもよい解釈さえすれば、良い経験になり、悪い解釈と悪い意味づけをしたら、悪い経験になります。
「しんどい、苦しい、もう、嫌だ・・・」というようなこと、時に誰でも直面します。誰でもです。宇宙と調和していないからではなく、ただ単にそれを経験することで、何かを得るためなのでしょう。
苦楽あってこその人生
私の目の前には、今でもつまずきの石だらけです。目の前の石を見ていると、そりゃもう、苦しいし、しんどいし、辛いし、しかし、それでも「今ある幸せ」にフォーカスしているので、その経験さえありがたいものと感じます。
ハッキリ言って、宇宙は関係ないです。もし、関係ある場合は、生まれてからずっと苦しくてもがいていますという方は、その意味付けと解釈を変えることを学んでいる最中なのかもしれません。
若き頃の試練は、若さと体力と無知だったので、苦しいながらもなんとか乗り越えられましたが、中年に入ってからの試練は、若い頃より楽です。体力はないけれど、経験値が上がっている、お金もある、時間もある、真の友もいる。
試練の強さも若い頃と違って、それはそれはハードルも高くて、「もう嫌!!」ってなる時もありますけど(笑) いいのいいの。それも人間臭くて。しかし、後に役立つことを知っているので、それも流れに身を委ねて、クラゲのようにゆらゆらするのです。
ご質問者様、今、お辛いですよね。この記事を読まれている方の中にもお辛い方、いらっしゃいますよね。山と谷なら、谷底に落っこちている感覚でしょうか。
それならもう、谷底を楽しんでやれ!くらいの開き直りでいきますか!太陽がない暗闇のような状態なら、天を仰ぎ、暗闇だからこそ見える星を数えてみますか!なんと美しいことかと、夜空を楽しみましょう。
そうこうしているうちに、夜が明け、太陽が昇りますから。上昇気流に乗るだけがいいわけでもなく楽しいだけがいいのでもないですから。
自分の内なる部分(宇宙)と調和しよう
最後に、宇宙と調和って言われても、何?という方もいらっしゃると思います。宇宙は愛だ、とかもお聞きになったことあるかもしれません。別の言い方をすれば、内なる部分との調和、それが宇宙との調和につながっていきます。
辛いときに、無理に笑顔にならず、辛いなら辛いなりに、自分を慰める、休む、労る、優しく扱う、癒やす・・・そのようなことをしていると、内と外が調和していきます。
潜在意識は宇宙のようなもの。まずは、心と言動の調和をしてみましょう。そうすると、辛い時期も、ふっとゆるやかに過ごせることでしょう。