生きるのがつらい時「今日一日だけ」と思って生きてみる 

生きるのがつらい時「今日一日だけ」と思って生きてみる 

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心と行動の不一致がもたらすもの

小さな嫌なことなら、笑っているだけでも本当に気持ちが軽くなったり、多少のつらいことなら、幸せなふりをしただけで、本当に幸せに感じたりするものです。

しかし、そうではないあなたの奥底にある寂しさ、悲しみ、つらさをいつも抱えたままで、SNSでは明るく幸せで満たされているふり、友達と会うときでもいつも笑顔・・・この状態がいかにメンタルに悪いかご存じですか。

起業している人の中には、幸せなふり、儲かっている風、充実した感じを見せることでビジネスを構築している人もいます。

それが戦略ならなんとも言いようがありませんが、しかし、起業している人だけではなく、一般人でもその傾向が蔓延しています。なぜでしょうか?

それはSNSの普及に伴って自分の私生活を見せるようになり、見栄を張りたいという小さな欲求が芽生え、見栄を張ることで誰かにそれを承認されていると思い込み、幸せなふりや充実したふりをするような傾向にあるのです。

心と行動がバラバラだと、そのうち自分の心がわからなくなります。

弱さを出すことで触れられる優しさがある

つらいときに「私今、辛いのよね」と言えること、強さ。悲しいときに、「とても悲しい」と言えること、正直さ。助けてほしい時に「誰か助けて」と言えること、弱さを出せることは、強さでもあります。

そして、あなたが思っているよりももっと、人は優しいですよ。助けてくれますし、慰めてくれますし、心に寄り添ってもくれますし、力になってくれます。

私は離婚当初、思うように仕事が進まず、その分、たくさんの人々が手を差し伸べてくれました。

手を差し伸べてもらえたのは、勇気を出して「誰か助けて、もう無理!しんどいー」と言えたからです。(人に頼ることが何より苦手なので)

頂いたご恩は忘れず、私に手を差し伸べてくださった皆様にはいつか必ず恩返しできるようにする、これもまた今後の楽しみな私の目標の一つでもあります。

無理しなきゃならない時があっても、常にその状態ですと、心身ともに壊れてしまいます。心と言葉と行動が一致するようにしていくことが、幸せに生きる秘訣の一つです。

今日一日限りで生きる

とはいえ、やはりつらい思いを抱えたままでは、生きていくことに疲れてしまいますね。

私が一番人生の中で生きづらかった時、もうこの世を去りたくて去りたくてしょうがなかった時に出会った言葉があります。

「今日一日限りで生きる」 ーデール・カーネギー「道は開ける」 よりー 

辛い時、このままそれがどこまで続くのだろうか?この苦しさは、あと何十年続くのだろう?出口の見えないトンネルでもがいている、そんな気持ちの時に出会った言葉です。

今は、喜び、楽しさ、ありがたさ、生きがい、そうしたプラスの感情で生きてはいますが、今でも変わらず、「今日一日限りで生きる」という気持ちで生きています。

特に震災以降、そして母の死からは、私にとって「死」が身近になり、一生は本当に短く、そして、いつ私たちはここから去って、元いた場所に戻るかわからないからこそ、今日も精一杯、今日だけだと思って生きる気持ちで生活しようと。

苦しいときにも「今日だけ生きてみる」と思い直してみる。楽しいとき「もし今日が最後なら?」と思って精一杯生きる。

やりたいことがあるけどなかなか一歩が踏み出せない人もまた、今日一日しかないように、そう、リミッドがあるかのように後悔なきよう、やってみる。

苦しい方は心が軽くなり、惰性で生きている人は、何か一歩行動したいと思えるように。どちらであっても、今日だけしかないように生きた時、生き方全体が変わってくることでしょう。

ある女性の人生が変わった瞬間

以前、ある30代の女性でとても厳しい家で育ち、ファッションも髪型も全て母親のいいなりになっていた女性。その年齢になっても、髪の色一つ染められませんでした。

もし、何でもできるとしたら金髪にしてみたい、という願いがあったのですが、母親のしがらみ、周りから何て言われるかわからないし、仕事はバイトでしたが、厳しい職場だったので、金髪なんてできない・・・と。

しかし、このままでは一生、自分のやりたいことができず、自分の決断で、自分の選択もできずに、常に母親のいいなり、周りの人々の視線に怯えて、自分で選択しない人生を送ることに嫌気がさしたようです。

もし、明日命が亡くなるとしたら「迷わず今日金髪にする!」と言っていました。そして、彼女は本当に金髪にしたのです。仕事を辞め、そしてそのまま海外留学へ。

心と行動が一致して、人生が変わった瞬間です。

母親とのその後の関係は存じませんが、「今日だけしかない」と思った時の生き方は、周りの目が気にならなくなります。

そのように生きていい、誰に迷惑がかかるわけでもなく、自分の選択で自分の心地よい生き方をしていけばいいのです。

人生が変わるきっかけは・・・

いかがでしたでしょうか。最後にもう一度この言葉を贈ります。

苦しいときにも「今日だけ生きてみる」と思い直してみる。楽しいときも「もし今日が最後なら?」と思って精一杯生きる。

人生が変わるきっかけは、本のたった1ページ、たった1行だったりすることもあります。私もまだまだではありますが、発信者として文章を書く人間です。

あなたの人生に、小さな石が投じられ、自分の人生を強く美しく、欲張りに生きられるような、そんなヒントを届けられるように。

これからもブログやSNS、本などで、言葉を紡いでいきたいと思っています。

この記事を書いた人

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