部屋の状態と思考の関係
部屋の状態気にしてる?
先日、一つ思い出したことがありました。昔の私の部屋はぐちゃぐちゃ。部屋が片付いていない若い時の私は自尊心がありませんでした。
小学低学年から、自分の部屋がありましたが、その時から30代までは、部屋が片付くことは友だちが来る時だけで、それ以外は、床には色んな物が散乱していて、シンクの中は、洗い物が溜まっている状態。
クタクタになるまで夜遅くまで働いて、家に帰ってその状態を見たときに、もう、本当に疲れがもっと出てしまい、動けなくなる・・・
「お風呂に入って寝なきゃ、お風呂に、お風呂に・・・」と、念仏のようにブツブツいいながら、ソファに倒れ込む。
お風呂に入らなければベッドに寝てはいけないかのようなそんな気になっていて、結局、そのまま床に倒れ込み朝まで寝てしまうことも。
読みたい本、読まなければならない本もたくさんあり、こんな部屋の状態で生きている自分が本当に嫌になり、自己嫌悪におちいってたな~、ということを思い出しました。
部屋の状態と思考は、大いに関係あります。
部屋はあなたの思考状態を表す
「部屋が汚くたって死にやしないよ!」と、励まされていたとしても、自分の意識の中では「ちゃんとしたい、きれいにしたい、洗い物もためたくない、生活全体を管理したい」と願っているので、もし、そんな駄目な自分を一時的に、肯定できたとしても役には立ちません。
「たまにはしょうがないよ」ならいいのですが、たまに汚いのではなくて、たまにしか部屋はキレイじゃないのです。
部屋はあなたの思考の中の状態、とはよく言ったものでして、それは本当に真実です。
思考がとっ散らかっていたら仕事ははかどりません。そんな状態を30代いっぱいまで過ごし、もう、嫌になりました。部屋の状態だけではなく、そんな自分が嫌で仕方ないのです。
こういうことを経験したからこそ、3ヶ月コーチングセッションの12回のうち、かなり早いうちに、掃除、片付けをする、というのをおすすめすることが多かったです。
まずそこから始めないと、フットワークは重いままでパフォーマンスは上がりません。
部屋の綺麗も汚いも習慣で変わる
一旦綺麗な状態にしても、汚部屋に戻る要素は誰にでもあります。
ポイントは、その戻る最初の要因3つくらいをはじめにあげておいて、それをしないように最初だけは意識して注意すること。
例えば、洗い物が3つ以上になると台所に洗い物が溜まってしまう、なら、2つまでは許すけど、3つ目以上は何が何でも許さないルールを作り順守する。
テーブルに書類がたまるともう、テーブルの上がゴチャゴチャするなら書類を入れるケースを作ってテーブルに書類は今後一切置かないことを癖付ける・・・などなど。
そして、綺麗な状態がいかに心地よくて、汚い部屋がいかに心地悪いかをしっかり五感を働かせていただき、記憶してもらうのです。
人は、「そうなりたくない」という不快と「そうでいたい、ありたい」という快楽の二つしかなくて、その快をしっかり味わい、その心地よさを記憶してもらうことで、汚部屋から脱出できるのです。ほんと結構簡単に。
綺麗にするのも、汚い状態もただの習慣です。散らからないためには、物が少なければいいわけです。散らかす人のほとんどは、物が多いのです。
部屋に現れる人間性と運
部屋の片付けができない人を励ますのは「そのままのあなたでいいよ」ではなく、片付ける動機づけと、前章のような片付けるためのポイントを伝えます。
もう、無理な人は、プロに頼んだほうがいいです。お金で時間と知恵、両方を得られるなら当然そちらのほうがいいです。
物を捨てられない人は、執着があります。物への執着に見えて、実は違うところに執着してます。何かはその人によって違うのですが、思い出だったり、人だったり、自分のこだわりだったり・・・
粘着体質の人に多いです。性格がさっぱりしている人は物質に関してもさっぱりしています。結構手放せるのです。
運がまわりやすいのは、空間、隙間がある状態。その空間に隙間がない人は、運が回りにくくなります、滞ります。
せっかくの運が舞い込んでも逃げられてしまう可能性があります。なぜなら、気持ちのいいこと、運、金運は、気持ちのいい場所、良き波動のところに集まる特質があるから。
つまり、よどんだところには、よどんだものが集まりやすいのです。
まずは小さなスペースから
私は40代になってから、片付いているところに身を置くことに心地良さを体感し、そして仕事がはかどるのは、そうした美しい環境であることを体感し、汚い状態にはもう決して戻りたくありません。
定期的に、人が来ますから片付けの習慣が無理やりついた、というのもあります。
片づけと自尊心は大いに関係があります。片付いていない部屋にいるだけで、ダメな自分…と自分を責めたくなるからです。
全部を一気に片付ける必要はありません。まずは、小さなスペースから片付けてみましょう。物を少なくすることが、管理する最初の一歩ですよ。