wjproducts 「余裕」があなたを豊かにする
隣の芝生は青い現象で悩む人々へ
スキマ時間に少し本棚の整理をしていましたら、著書「感情整理のレッスン」が。初版から9年半前のものですが、内容は特に、今の人々に必要だな、と強く思いました。
というのも、苦しい感情を抱えている人が9年半前よりも圧倒的に多くなっているから。なぜそう言えるのでしょうか？
職業柄、出版関係にもセミナー事業にもそして、コーチングやカウンセラーの世界に関しても、裏事情というのを見てきました。女性の起業、ママ起業という言葉も流行り、幾度となくそういう人々をコーチングしてきました。
多くの女性達の悩みに触れ、多くの女性達が抱えている問題を洗い出し、一つの傾向として、SNSの虚像の世界に振り回されすぎている、ということ。話を殆どの人が誇張しています。それを読み手は真に受けるわけです。
人の素晴らしい成果（に見えるところと）と、自分の悪いところを比べてしまう。まるでラットレースのようなそんなくだらないところにエネルギーを向けすぎていて、疲弊している人々が本当に多いのです。
人は余裕が無くなってしまうと、他人のことがよく見えてしまいます。「隣の芝生は青い」現象です。そして比較してしまう自分が嫌な人間に思えてきます。これは良い悪いではなく、結局、他人と自分を比べているだけなのです。
人としての器(余裕)を広げるために
私のお勧めは、むしろ、そんな嫌な自分を面白がってみること。 悪代官様と越後屋にでもなって、「おぬしも、なかなかの悪じゃのう」「いやいや、お代官様ほどでは。フフフ(笑)」と、一人芝居で自分の毒やら嫌なところやら笑ってみて下さい。
余裕がなかったころは、いつも私も自分が嫌な人間に思えてきて苦しくなっていましたが、さすがに55年も生きてきますと、心臓に毛が生えてくるがごとく、こんな嫌な、毒ある部分を楽しめるわけです。
さらに、人間はどちらかというと完璧な人に魅力を感じません。想像してみて下さい。美人でスタイルが良くて、お家柄もよくお金持ちで頭も良くて学歴もある。そんな人を見ても、他人は、「ふーん。で？」となるわけです。
しかし逆に、学歴もお金もコネもない人がなにかを築き上げたり、努力して頑張りつづけて何かを得る姿に人は感動し、希望を持ちます。なぜならば、そこに乗り越えた魅力があるから。
足りない自分、嫌な部分、ブラックなところ、弱みも欠点も、強みになります。それらをコンプレックスに思っているうちは、難しいのですが、何かが開けた途端、何かを捨てられた途端、素っ裸になれた途端、それらも、愛しい自分だったということに気付き、強みになるのです。
あなたの嫌なところは何ですか？
あなたの欠点とは？
あなたの弱みとは？
コンプレックスとは？
それらはすべて魅力であり、それらはすべて強みなのです。なので、嫌わないでください。弱みも強みも全て受け入れられた時、あなたの人としての器に余裕が生まれることでしょう。
余裕が生まれる3つのポイント
余裕のある人になるにはポイントがあります。著書「感情整理のレッスン」から引用して、お金の余裕、時間の余裕、心の余裕。どれか一つの余裕をしっかり感じることができれば、次なる余裕が生まれます。
私の場合は、最初に時間の余裕を作りました。すると、心の余裕ができました。心の余裕ができたら、アイディアがポンポン湧いてきて、それが仕事となり、お金の余裕につながりました。
別の人は、お金を得るために、必死に働きました。働いているうちに、お金が入ったので、なんとなく心の余裕が生まれました。心の余裕が生まれたら、お金で時間を買うようにしました。
つまり人を雇って、自らが働いていた分を他の人にも手伝ってもらうようになり、これらの余裕が手伝って、さらにお金も入りました。
ある人は、心の余裕が欲しいと思い、嫌なことは無理にすることをやめ、自分の好きなこと（趣味など）し始めました。楽しくて楽しくて、それがビジネスとなり、お金が入ってきました。
忙しくなり、時間の余裕がなくなったので、手伝ってもらうようにしたら、時間の余裕も生まれ、結局すべての余裕を得ることができました。
詳しいことを書いてはいませんが、これは当クライアントが経験したことばかりです。注意点は、お金の余裕ができた時に、それを1人でしようと思い、あくせく働きすぎると、時間の余裕がなくなり、そして、心の余裕がなくなります。
そうなると何のために仕事をしているのか？何のために生きているのかがわからなくなる人もいるのです。何かひとつを握りしめないことです。
いまあなたに必要なのはどれ？
祈りの力は侮れません。祈願という強い意志がこもった祈りではない、やわらかな心で祈るその気持には、執着もなければ、「叶えてやる！」というような意地もありません。
あなたが豊かになる方法。それは、たったひとつの「余裕」の部分を充実させること。その余裕は、あなたの望む「余裕」を生み出します。
最後の質問です。これまでを読み進めて、いま、あなたには何の余裕が必要でしょうか？まずは、自分に何が必要かを知りましょう。スタートはここからです。