夢を叶えるよりももっと大切なこと

夢を叶えるよりももっと大切なこと

実はゴールは通過点

私たちはやりたいことも、欲しいものも、ゴールしたいところも、いろいろと夢もあるかもしれませんが、実は、人生においては、その手に入れようとしているそのものは、さほど重要ではありません。

「数字がすべてである」という会社ももちろんありますが、もっと高い位置から俯瞰して考えた時に、やはり結果よりも、そこに至るまでの経験、学びが大切だと思っています。

結果というのは、むしろただ単に通過点であり、そこにたどり着くまでが、人生においての自身の宝物になるわけです。

なぜなら、夢や目標というのは、叶って手に入った瞬間はうれしいのですが、その後は急激にモチベーションが下がりますし、捉えられなければそれにフォーカスしすぎることで執着になってしまい、また学びの域に突入します。

例えて言うなら、旅行です。ゴールは旅行先と思いきや、本当のゴールは家に無事に到着すること。

そして、旅行はどこから楽しいかというと、それまでの準備であったり、ワクワクして目的地にいくまでの経過も想像し、帰り道も旅の余韻を感じながらと、つまり全部旅行なのです。プロセスも含めてですね。

願望達成の法則を知れば、がんばらなくても(文字通りの「がんばらない」ではなく、がんばっている気がしないワクワクの楽しさで動き続けることができる感覚)、ゆるやかにいても、欲しいものもあちらから勝手に舞い込んできます。

一応ゴール設定(目標や夢セット)はするけれど、そこは正直、どうでもいいのです。執着さえしていなければもうたどり着くことになっていますから。

あなたがやめたいことは何ですか?

中には、何がやりたいかわからない人も多いですね。でも、わからなくてもOK。そんな時は「今あなたがやめたいこと」を明確にするといいでしょう。

実は、やりたいことを邪魔するものが、この「やめたい」と思っていることだったりします。つまり、そのやめたい、と思っていることが夢のための行動力を下げたり、動けなくしてしまうことがあるのです。

やめたいと思っても、ずるずるとやめないでいることは、エネルギーの無駄、時間の無駄、お金の無駄、精神力の無駄、無駄という無駄があなたのやりたいことを邪魔する存在です。

やりたいことが分かったら、もしくは、やりたいことが分からなかったら、まずは、やめたいことからどんどんやめていく。そうした時に、やりたいことに力が注げる状況が整います。

例えば、多くの人々がやめたいと思っていることをリストアップしてみます。

・ダラダラとネットを見ること
・タバコ
・楽しくもない付き合いや交友
・無駄に食べること
・家族との喧嘩
・不安から来る貯金
・断れない自分をやめる

そして、ここからが大切で、なぜやめたいと思っているのか、その理由も書き出してみましょう。

・ダラダラとネットを見ることやめる⇒その分時間ができるから夢のための勉強ができる
・タバコ⇒浮いたお金で、自分の教育に廻せる
・楽しくもない付き合いや交友⇒お金と時間が浮くのでそれを学びのために使える
・家族との喧嘩⇒疲れないので、元気になれる
・不安から来る貯金⇒貯めてても楽しくない。夢のために貯めたい
・断れない自分をやめる⇒他人に振り回されない人生を送れるので自由である

このように、理由も書くと、かなり時間と労力を無駄にしているかが明確になります。あとはどんどんやめていけば、どんどんシンプルになっていきます。

または、ただただ目の前にある好きなことを魂込めてやってみるのもいいでしょう。継続しているうちに、やりたいことなんて見つかりますし、またやりたいことは何度も変わっていくもの、変わっていいのですから。

経験(プロセス)こそ最も大切

さて、前置きが長くなりましたが、私の関心事が他人の収入をあげることでしたから、自分の収入を上げることなどはほとんど考えず、ここ数年やってきました。

前述した方法で、どちらにしても最も大切なことは「こうすると少しでも進んだ!」とか「こうしたときには、うまくいかなかった!」などのたくさんの知恵が経験によって身についている、ということ。

どんなネガティブな感情だろうが、人を憎むという、一見あきらかな負の感情だろうが、失敗だろうが、つまづきだろうが、苛立ちだろうが、妬みだろうが・・・このような忌み嫌われる感情でさえ、学びと教訓の宝庫であり、自分の深層心理を知る大切な感情である、ということです。

目標が決まった時点で、そこまで行く道のりの中で負の感情やら、自分の至らなさだったり、不真面目さ、怠惰さ、まぁ出るわ出るわで。しかしそこを知るには、やってみなければわかりません。

経験はつらいことも含めて、本当に大切です。経験という行動の先にしか結果はなく、結果は後からついてきます。

例えば、企業が何かの新しい商品を作り、消費者の利益を度外視して、売れればいいというような商品を作って売り上げ(結果)だけ上がるって、それはどうなのか?って話ですね。

ですから、企業は売上という結果を出す前に、最高の商品ができるまでのプロセスを通して、改良や調整をし続け、いい商品ができます。これは私たちの人生においても同じです。

何があったとしても、逆に何がなかったとしても、常日頃お伝えしている、すべては自分の意味付け次第。

嫌な出来事と意味付けてしまえば成長もありません。自分にとっての学びと成長とを意味付ければ、また前を向いて進んでいけます。結局、ゴールよりもこうして進んで行っているプロセスでの経験が大切なのです。

経験への意味付けは良くも悪くも自分次第

いかがでしたでしょうか。

人は皆、同じゴールに向かっています。それは人生の終わりというゴールです。そこに到達するまでに、何を学ぶか、何を得るのか?それとも何も学ばず何も得ないまま、ただただゴールに向かうのか?

それらは、すべて自分次第なのです。

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