wjproducts 人の本質が現れるとき
窮地に陥った時に見えるもの
人は、窮地に立ったとき、本当の大切なものが何かが見えてきます。また、窮地に立ったとき、真の友は誰なのかわかります。
特に、物質面や金銭面が急に豊かになったことで注意を怠ってしまうと、大切なものが見えにくくなります。
見えないわけではないですが、「見えにくく」なりますし、あえて見ようとしなければ、見えなくなるかもれしれません。
人に付随しているモノたち、つまり地位とか名誉とか、お金とか住まいや車や物質的なものが削ぎ落とされたときに、感覚も鋭敏になり、大切なもの、自分を大切に思ってくれていた人、そして、素っ裸の魂そのものがあらわになります。
窮地に陥ったとき、または何もかもなくなったときに、自分のみならず、周りの人々の本性もあらわれますので、今まで態度が良かった人も急に態度が悪くなったり、はたまた、離れていったり・・・
お金があるときには、ちやほやされていましたが、事業が失敗すると、サーっと潮が引くかのように人々が離れていく様を、幾度となく見てきました。
反対に、今まで疎遠にしていたり好きではない、と思っていた人が実は大切な人だった、などのような人を見極める力も鋭くなっていきます。
さらに、まわりの人々の本質が見えるだけではなく、自分の本性も見えてきます。
窮地に陥ったときに、他の人のせいにしたり、暴言を吐いたり、これまでお世話になっていた人を裏切り、手の平を返すような行動をしたり・・・
窮地に陥ると、本質、本性、本音が現れるのです。そんなときにも品位を保てるかどうか？が大切になります。
悪口は言う人間の品位が下がる
以前関わっていたある男友達との関係を私から終わらせたときに、彼は、私の評判を落とそうと、SNSにウソばかりの情報を流しました。
傍からみていて、イタイというか、情けないというか、周りの女性達からも「あの人と手を切ってよかったよね？」と言えるくらい、自分の品位を下げる行動をしていました。
悪口は言われる方よりも、言う方の評判が下がります。
会社の経営に携わっており、コンプライアンスだってあるでしょうに・・・そんなことも考えることができずに、ウソ八百の情報を流すのです。
しかし、それをやっている人は自分の評判が下がっていることにすら気付きません。悪口を言う正当性を作り、子供のように暴れているだけ。
私がいちいち反応しなかったのは、あれを読んで反応して、彼が言うことを信じる人が居たとしたら、そんな人とは私も離れたほうがいい、と思っていたから。
結果、数人は彼の言葉を信じ、離れてくれました。よかったと思う瞬間です。
なぜならそれを読んで信じた人は、同じ波長を持つ人間なので、関わると同じようなことに巻き込まれるからです。
シンプルになると、いろんなものがわかるようになります。付随するものがある状態でも、そういう洞察力や見る目を養い見極める力があるといいですよね。
その人は、そしてあなたはどんな人？
かくいう私は・・・その点がまだまだ欠けている部分でもあります。人を見る目が相変わらずない（笑）「こんなはずじゃなかった・・・」を何度も経験していますが、それでも、少しずつは賢くなっています。
自分だけではなく、周りの人々も見ていると非常に勉強になることでしょう。
あなたの好きなあの人から目に見える全てのものを取り払って、判断できるものがなくなったとき、つまり、その人を素っ裸にしたときに、その人はどんな人でしょうか？
これは他人だけではなく、自分もそうです。
自分自身は、住んでいる家も、車も、家族も、高い服もブランド物も、何もなかったとしたら、どんな人でしょうか？それでも貫き通す信念みたいなものを何か持っていて、人として魅力的でしょうか？
そうありたいものです。環境や肩書きで判断されるような人ではなくて、素っ裸の自分、魂そのものを見てもらったときに、それでも人として神様に愛されるようなそんな資質を持っていたいと常々思います。
そのためには、感性だったり知性だったりが必要です。なぜなら、身にまとうものよりも大切なのは、見えない部分だからです。
目に見えないものこそ大切に
最後に、人の本質があらわになるとき、というのをまとめますと
・急にお金持ちになったとき
・急にお金がなくなったとき
・試練のとき（災害や予測しない出来事）
・急いでいるとき、慌てているとき
人は、いくらでも自分のことを言葉と身にまとうもので隠せますが、上記のときには、どうしても本質が出てしまいます。
簡単に言うと、中身がペラペラにはなりたくないな、ということ。もうアラカンですから、特に内側を鍛え、成長していきたいものです。
大切なのは、外側にある実でも葉っぱでも幹でもなく、内側、見えない根っこの部分です。人も同じかもしれませんね。