依存より自立の幸せを感じよう
依存症はだれにでも起こるもの
学生の頃は勉強なんて大嫌いだった私ですが、大人になってから心理学、量子力学、脳科学・・・色んな分野を学んできました。そんな中、心理カウンセリングについて学んでいた時に興味深かったのは、「依存症」について。
自分はならないだろう、なんて誰もが思っていますが、案外、何かの依存症になっていることはあるかもしれません。例えば、身近な「買い物」について。
・ひとつ買うと、次も欲しくなる。
・ネットでの買い物がやめられない。
・ブランド物が欲しくてたまらない。
・お金がなくてもクレジットカードで買ってしまう。
・コレクターになってしまう。
私の傾向としては、コレクターに近いものがあって、ひとつ気にいると、それに類するものが欲しくなってしまいます。前にプッチ柄が気に入って、1着プッチ柄のスカートを買ったら、気づいたら5,6着くらい買っていた・・・なんてことも。
依存というのは誰にでも起きることなのです。
「買い物」ハマるのは要注意
ある研究で、物質主義と幸運度の調査をし、「物を買うのが好きな人ほど、喜びが少なく人生の満足度も低い」という結果が出ていました。
つまり、買い物で味わう幸福感というのは、快楽物質ドーパミンのおかげで一時的高揚による喜びです。一時的なものはすぐに低下し、その幸福度は下がります。そして、また欲しくなり買い物をし、強い快楽感を得ます。
普段、何気ないことにしみじみと感じる感覚と違い、ドーパミンは強力ですから、またそれを味わいたくて、買い物にハマってしまう・・・。
その快楽感は金額が増すほど強まります。ここでお金がないと大変なことに。買い物依存症の負のスパイラルは、金銭感覚をコントロールできなくなることです。
貯金はおろか、クレジット分割、リボ払い、借金してでも買おうとしてしまいます。買い物依存は、まるで麻薬のように依存性が高いので、決して幸せにならないのです。
ある意味、心が満たされない人、欠乏感がいつもある人は、買い物依存症の危険性があるので注意が必要です。
では、どうしたら良いか、依存を高めないために何をしたらいいかというと、ストレスをなくしていくことです。 普段のストレスをためないことと、常に小さなストレス発散をすること。
小さなありがたいことに目を留める週間を持つと、買い物のような強い快楽ではないものの、欲しいものを今持っていなくても、継続性のある幸福感を感じられるようになります。
自立性も高める「ひとり時間」のすすめ
そして、おすすめは、ひとり時間を楽しめるようになることです。
私は、完全に引きこもり体質・・・いえ、ひとり時間が大好きで、パートナーがいた時でもあえて、ひとりになる時間を作ってました。
たとえば、私のように独身になった人や、パートナーと別れてひとりになった人、はたまた、なかなかパートナーと出会えなくて、ひとりが寂しいと思っている人こそ、ひとり時間を楽しむ方法を見つけて欲しいと思います。
周りからは「寂しい女」とか「なんか強がってそう」と見られるかもしれませんが、そう思う人のほうが、ひとり時間も過ごせず、誰かと一緒でいることで一次的な安心を得ているだけです。
周りからどうみられているのか?という恐れの気持ちはサヨナラしましょう。「大切なあなた自身が、幸福であるかどうか?」にフォーカスを当てて良いのです。
夫と一緒にいても楽しい、家族と一緒にいても楽しい。パートナーと一緒にいても楽しめる、気の知れた友人と一緒にいても楽しい。でも、ひとりでも楽しい!
どんな環境になったとしても、幸せを感じる方法はたくさんあります。ひとりを楽しめる女性には、幸福感だけでなく、自然と男性もあなたに魅かれていきます。もちろん、あなたが望めば・・・ですが。
ひとりでも楽しい! これができると、最強ですよ。
「ひとり」ってあなただけの上質の時間
私のように、いつもひとりの時間がある人のみならず、家族と一緒にいても、恋人がいても、依存的にならず、常にひとりでいることを楽しめること。または、予定に組み込んででも自分と向き合う時間を、作ることをお勧めします。
参考に、ひとり時間の時に何をするのか?私のおすすめの使い方をお伝えします。
・自分と向き合う書き出し
・読書
・イメージングや瞑想
・ひとりでできる趣味に没頭する
・やったことがないことにチャレンジ(絵や何かを独学)
・植物を育ててみる
・ストレッチやエクササイズ系
ひとり時間とは、自分というものがよくわかるだけでなく、何もしないでただぼーっとする時よりも心地よく過ごせて、人生全体のクオリティがあがるような気分になるものです。(意図的にぼーっとすることもたまにはありますけどね)
「ひとり時間」って、自分の為だけに与えられた上質な時間です。
上質な時間を過ごしていると、生活全体が充実します。生活全体が充実すると、人生全体の質が上がり、継続的な幸福感に包まれていくのです。