行動力を上げてサクサク動くコツ
報酬は行動してから
今日のテーマは、思い通りの生き方、そしてあたらしい行動できる自分に変わるために、ちょっとしたヒントをお伝えしたいと思います。
サクサク動ける自分!行動できる自分に!・・・なりたいですよね。
脳には、報酬系というのがあり、何か欲求が満たされた時に、「快」の感覚がある神経が存在します。たとえで言うと、馬の前に下げられたニンジンです。
ご褒美(報酬)があるから、がんばれる。多少つらくても、そのご褒美があるから、継続して忍耐も出来る。報酬が得られた時に、ドーパミンという神経物質がでて心地よくなる、というもの。
しかし、興味深いことに、まだ報酬が得られていない状態でも、「これが終わったらご褒美がある!」と期待している時も、脳は活性化します。だから行動できる、がんばれる、ということ。
これが、行動力が上がるパターンです。そのご褒美は、別に何か大きな物を買うとか、豪華な食事を食べるとか、旅行するとか、そんな大それたことじゃなくて、小さなことでもOK。
これが終わったら、少しゲームをするとか、これを最後までやったら、珈琲を淹れて飲む、とか、やれたらゆっくりしようとか、そんなことでも行動力が上がります。
私たちの日常に当てはめて見ると、お仕事はまさにそうですね。一生懸命働き、行動したのちに、お給料という報酬をいただく。ごく自然な流れであることが分かると思います。
先に与えられると人は動かなくなる
反対に、行動力が下がるパターンです。私もよく経験があります。これを子供の頃からやり続けているために、なかなか重要な仕事が終わらないとか、あとで大変なことになってしまったりする原因です。
何かと言うと、最初にご褒美(報酬)を与えてしまうことです。例えば、
「部屋の掃除をしよう!でもその前に、少しゲームやってからしよう」
「台所の洗い物しなきゃ!でも・・・珈琲飲んでからやろうっと」
「本棚片付けなきゃ。でもその前に昨日買った雑誌を読んでから片付けしよう」
お分かりですよね?報酬が先、全部逆なのです。
最初にご褒美を与えてしまうと、そこで、行動力がダウンして、動かないから動けなくなってしまい、結局やらないで終わる、「明日でもいいか」と先送りの癖付けをしていることになるのです。
成功者の資質の中で、大きな部分を占めているのが行動力です。となると、行動しない=結果を手にしない、という図式になります。しかし、本当はいい癖付けをしていきたいと思いますよね。
これは子供たちへの教育でも同じで、最初にゲームをしてから宿題ではなくて、宿題が終わったら、ゲームや遊びを許可する。テレビを見てからお手伝いするのではなく、お手伝いをしてからテレビを見るという報酬を与える。
という風に、あとに報酬を与えることで、先に行動する癖付けが身に付きます。やることを最初にやってしまうこと、動いてしまうことで、作業興奮という心理が働き動けるようになるのです。
行動に取り掛かる順番にもコツがある
まずは先に行動をしてから報酬を与えるようにすること。そこにさらにちょっとした工夫で、ますますフットワークが軽くなる方法があります。
やることがたくさんあるときには、ToDoリストを作成しますよね。前の晩や、その日の朝にやることをリストアップ。そして、やったものを消していく・・・そういう作業です。
やることリストを作成したのち、どの順番でやるかは、今後の行動力にかなり影響します。コーチングなどでは、いろんな優先順位の立て方をします。例えば、
緊急性の高いもの低いもの、重要度が高いもの低いもの、好きなことや楽しいこと、嫌いなことや苦手で気が重いもの・・・
中には、好きなことから着手していって、エンジンをかけてその勢いのまま、残りの嫌なものに着手する、という方法も確かにありますし、それが好き、という人もいらっしゃるでしょう。
実は、この順番も立て方によっても行動力がグン!とアップしていく方法があります。もちろん、これは絶対にそう、というわけではないので、参考程度にしてください。
さて、どの順番でやっていくと、あなたの行動力は上がっていくでしょうか?
やりたくないものは先にやる!~重いエネルギーはサッサと手放す~
それは、やりたくないものや、気の重いものからやる。ということです。面倒なことからサッサと片付けてしまう癖付けができれば、今後の行動力にかなり影響します。なぜか?
やりたくない、気が重いものをいつまでも残しておくと、その間、結局その気の重さが心と体を縛り、行動力の低下をまねくからです。
気が重い、という感じの通り、気(エネルギー)が重い状態。それが残っている間は心も体もずっと重いわけです。重いエネルギー、周波数を発しているのですから、その後も、気の重い事柄ばかり身に起きる。簡単に言うと、運気低下ですね。
なので、早いうちにあなたが気が重い、と思うものから取り掛かってしまうことで、終わった後は、気(エネルギー、波動、周波数)が軽くなり、次なる行動がとてもやりやすくなるのです。
先送りの傾向がある人は、この気の重さをずっと抱えたまま行動します。その気の重さを何年も抱えて、この先行動することを想像してみてください・・・。気持ちも身体もおもーい感じになりませんか。
先に気が重いものから取り組み、終えた後に自分に報酬(ご褒美)を与える。たったその癖付けだけで、行動力がグンとUPし、軽やかに動けるようになりますよ。