強くしなやかに生きる処世術

強くしなやかに生きる処世術

強くしなやかに生きれるようになったのは

今年で56歳になります。思えば若き頃と比べれば、強く、そしてしなやかに生きれるようになったと感じる今日この頃です。

ブロガー、著者、SNS発信と、ほんの少し人様へ影響を与えるお仕事をしていますと、いろんな人に、あることないことを言われるようになります。

たとえ言われてたとしても心は無感覚というか、言う人ほど、何もわかっていないというのが、私の人生経験上で得た真理でして、その辺はどうでもよくなりました。

いわゆる「スルー力」というもの。ブログではちょこちょこと取り上げて言いますが、実際に力は上がっていると、体感できています。

ここで少し「スルー力」について触れておきましょう。

「スルー力」の養い方

スルー力を養うために、まず必要なことは、価値観の違いを認めることです。これは平和な人間関係に役立つ基本と言えるかもしれません。

いちいち人が自分の持つ価値観と違っていても、それを認めていると、極端な反応をしなくてすみますね。分かりやすいように、自分を非難された場合で例えます。

人間は認められたいという欲求が誰にでもありますので、非難されたときはショックなものです。

人によっては、人から言われたことを、何日も落ち込んだり、または、何ヶ月もショックな気持ちが取れない、ということもあります。

しかし、もし、誰かから非難されたり悪口言われたりしたときにも、「他人とは価値観は違う」ということを認める訓練の場とみなして取り組んでみましょう。

例えば、誰かに、「バカじゃないの?間違っている!普通、そんなことしないよ!」と批判ではなくて、非難されたとします。

「どの辺がバカだと感じたの?」とか「何が間違っているの?」とか「普通って何?」と聞きたいところですが、その時に、”価値観の違い”を認めてみるトレーニングをします。

「この人には、私がバカに見えたんだ。見えたんだからしょうがない」
「この人には、私が間違っているように、映っているんだ」
「私はこの人の普通には属していないのね」

これ以上もこれ以下もなく、ただ事実としてニュートラルに受け止める。

「無理だ」と思った時点で、メンタルブロックがかかり、本当に無理になってしまうので、心や思考も「難しい」や「無理」とも思わない訓練も必要です。

後天的にも強くしなやかになれる

さて、あることないことを言われても受け流す「スルー力」。もっと言えば「強さ」というのは、もともと持って生まれた先天的な人と、後から身につけられた、後天的な人がいます。

私の場合は後者でして、いい意味での鈍感さと、強さを身につけました。「封印していた」という言葉が相応しく、なぜか若き頃には今の強さも鈍化さも発揮できていませんでした。

おそらく私の場合は、力を発揮するために経験が必要だったのでしょう。解釈は、勘違いでもいいのです。実際に乗り越える力となっていたのですから。

昔は本当に神経質で、他人目線を気にし過ぎて胃が痛くなるわ、行動できない女だわ、整理整頓はできないし、集中力もない・・・典型的な自分の人生を生きていない、弱い人間でした。

なんせ、自信がないものだから、お誉めの言葉も全く受け取れず、表面上は明るくふるまい、裏では超根暗な人間でした(今も根暗は変わらないかも(笑))

もし、今でも自分の人生を生きていなかったら、このような発信者という仕事もやっていないでしょうし、離婚もしていなかったでしょう。自分の人生を生きると決めたからこそ、腹をくくった、決意と行動でした。

本当の自分を封印して人生を送ることを、選ばなかった、というだけの話です。

我慢も改善の努力ももちろんしましたが、3年が限界。それ以上は精神衛生上、悪かったがゆえの決定。これも、強くなったから出来たことです。

その経験が必要だから

話を元に戻しますが、55歳という人生経験を経た私から20代30代で、以前の私のように息苦しく、自分の人生を歩めていない人に向けてアドバイスをするとしたら、こう伝えます。

今はそれでいい。今のあなたにはその経験が必要。のちの輝かしい生き方のために。

もし、その自分が本当に嫌だと思ったら、いずれ、変わります。だから、徹底的に、その嫌な経験を味わっていけばいいのです。

中途半端に味わうと、そのままの状態をキープしてしまうケースもあります。感覚をだましだまししながら、人生を歩んでしまうというイメージでしょうか。

被害者意識で生きていくのも、悲劇のヒロインになって生きていくのも、経験がなければ、のちに、その生き方がひどいものだということにも気づかないことでしょう。

だから、今はその経験が必要だということなのです。

もし、20代30代でなく、私と同じアラカン世代になっても、息苦しくて、つらいと思うのなら、もうそろそろその人生ではなく、新しい自分の人生を歩んでもいいのではないでしょうか。

それに気づくか気づかないか、そして、変わりたいか変わりたくないか、です。

今は「未来」のために

時々ふと、「私はこの術(すべ)を30代くらいで身につけられたら、もっと楽しく、ラクに願望達成も早かったのかな」と思ったりもしますが、私にとってはやはりこれまでの人生がべストだったのでしょう。

私の運命の流れは大器晩成型だそうですから、それを信じて今も日々歩んでいます。

いま息苦しく、辛い経験の渦中にいるということは、強く生きるための対極を今、味わっている、ということ。

これ知ると、今後が楽しみになっていきますよ。

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